【コレクター放出品】【博物館級】中国　香花嶺鉱山産　蛍石/フローライト　鉱物　標本　原石

サイズ：約100x55x20mm重量：約173グラム産地：Xianghualing Mine Xianghualing Sn-polymetallic ore field Linwu Co. Chenzhou Hunan China.高透明度蛍石名産地である中国の香花嶺鉱山からの大型蛍石群晶標本、内部にほぼ一切の内包物のない群晶が集まり、いつもアイスプレートと呼ばれる無数の角氷が溶け合うような凄まじい透明度を持つ純粋で清澄な蛍の博物館級群晶標本です。10センチも突破した迫力的な標本にd面が現れた六面体蛍が無数に群生し、辺縁部に位置する結晶以外のほとんどの結晶は無傷で、強烈な硝子光沢が標本全体に走ります。薄緑に呈する群晶は高透明度蛍石名産地である香花嶺鉱山に相応しく、稜線に現れるマット質感のd面が無ければ結晶の間の境界すら曖昧になるほどのほぼ一切のイングルージョンがない凄まじい透明度が確認できます。さらにその高透明度ゆえにUVライトでまるで青白い炎に包まれ静かに燃焼する固形燃料のような奇妙な蛍光風景が確認できます。最も特筆すべきことはやはりこの香花嶺鉱山の特徴的な透明度で、個人的にいつもアイスプレートと呼ばれるまるで無数の角氷が溶け合うような凄まじい透明度を持つ純粋で清澄な蛍の博物館級群晶標本です。世界最大のフッ素生産量を誇る中国は主に四つの資源が集中する広域鉱区が存在します(画像10)。最も北方に位置する内モンゴル鉱区は主に陰山山脈の構造帯を沿って分布し、レアアースと金属鉱物と伴って産出することで複合資源鉱山として開発される場合が多くあり、典型的な例は黄崗梁鉱山(Huanggangliang Mine)など。次に中心部の華北、長江平原部の河南、湖北、湖南三省に分布するタングステン-錫の石英鉱脈や鉛-亜鉛の硫化鉱床に共生するフッ素鉱脈で、典型的な例は名高い巨大複合鉱山である瑶崗仙鉱山(Yaogangxian Mine)です。東部沿岸部、主に山東、浙江、福建省などを繋がる長さ2000キロにも及ぶ火山構造帯は中国のフッ素埋蔵量の60%を占める最大の広域鉱区で、火山熱水活動によるフッ素単一資源鉱山が多く、浙江省武義県(Wuyi Co.)はその代表です。最後は西南部の雲南、貴州と四川に分布する錫、鉛-亜鉛の硫化鉱床に共生するフッ素鉱脈や炭酸塩鉱脈で、雲南省の文山県(Wenshan Co.)は標本市場に主に流通する産地です。中国のフッ素資源は基本的に重要な工業化学品であるフッ化水素酸の製造に用いられ、ちなみに世界フッ素生産量のトップは中国ですが、最大の埋蔵量はメキシコにあります。前述の中国湖南省の南部、臨武県一帯は歴史の古い鉱業地帯で、資料によると西暦900年代にこの地で既に銅鉱の採掘と造幣を目的の精錬所が設置され、明時代に入り錫と鉛の鉱脈も発見され、一時採掘が盛んで行ったが、明時代の後期に湖南省の各地で反乱軍が活発し、この地の鉱業の歴史が一度途絶えました。それから200年が経ち、清咸豊時代にこの地に伝わる山に宝が眠っている古い伝承を信じ込み、度々山に入って宝探しをする地元の農民である黄氏は透明感のある黒い石(錫石?)を発見し、資料によると黄氏は1867年にこの石を官府に献上し、時に湖南省に滞在する現代地形学の父と呼ばれ、ドイツの著名地学者と探検家フェルディナント・フォン・リヒトホーフェン男爵(彼の甥も有名な人物で、赤男爵と呼ばれるマンフレート・フォン・リヒトホーフェンです)が一連のことに惹かれ、黄氏と同行したリヒトホーフェン男爵は臨武県一帯を詳しく探査し、この地に眠る錫-亜鉛-鉛の大鉱脈がようやく判明されました。臨武県一帯はカンブリア紀とデボン紀の堆積岩体が断層からの花崗岩マグマが大規模侵入することによって接触部に金属鉱脈が形成され、地域の北部に位置する香花嶺鉱山と南部の香花鋪鉱山を中心に複数の地区が採掘されています。香花嶺鉱山は緑の色調をメインに様々な産状を持つ蛍石を産出し、観賞用鉱物標本の世界で特に凄まじい透明度を持つ六面体蛍石結晶が有名です。こちらの商品は香花嶺鉱山からの大型蛍石群晶標本、内部にほぼ一切の内包物のない群晶が集まり、いつもアイスプレートと呼ばれる無数の角氷が溶け合うような凄まじい透明度を持つ純粋で清澄な蛍の博物館級群晶標本です。10センチも突破した迫力的な標本にd面が現れた六面体蛍が無数に群生し、辺縁部に位置する結晶以外のほとんどの結晶は無傷で、強烈な硝子光沢が標本全体に走ります。薄緑に呈する群晶は高透明度蛍石名産地である香花嶺鉱山に相応しく、稜線に現れるマット質感のd面(画像1)が無ければ結晶の間の境界すら曖昧になるほどのほぼ一切のイングルージョンがない凄まじい透明度が確認できます(画像4)。さらにその高透明度ゆえにUVライトでまるで青白い炎に包まれ静かに燃焼する固形燃料のような奇妙な蛍光風景(画像78)が確認できます。最も特筆すべきことはやはりこの香花嶺鉱山の特徴的な透明度で、個人的にいつもアイスプレートと呼ばれる無数の角氷が溶け合う(画像9)ような凄まじい透明度を持つ純粋で清澄な蛍の博物館級群晶標本です。この度コレクション整理のため出品いたします、この機会をぜひお見逃しなく。注意事項※写真は白熱灯/UVライト環境で撮影しております。※天然石のため、多少のヒビや欠け等のダメージがあります。※お使いのモニターにより写真と実物で色が異なる場合がございます。※サイズや重量に若干のズレがある場合がございます。※台座やミネラルタックは付属しません。不明点につきましては、ご購入前にご確認をお願い致します。...

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